gekkyonの日記

視野が8mmしかない

もうAqoursとかμ'sとか書くときは※1※2でわかりやすくしてくれ

※1 高海千歌らのAqours

※2 伊波杏樹らのAqours

 

勘弁してくれ。

これはAqours3rdライブツアー福岡公演が二日とも終わったあとの感想記事です。

私は今回のAqours3rdライブツアーを、前回記事でも言ってますが、Aqours※1が立つライブで、Aqours※2は最初と最後しか出ていない。みたいな感じのことをこねこね書き連ねており、実際に初日の途中まではそういうふうに見ていました。

ですが、結論から言うと、埼玉大阪はそうで、福岡はそうではなく、総合して言うとそうではないって感じです。

俺も何を言うてるかわからん。

 

今回私が途中からAqours3rdライブツアーのスローガン的なものとして自分の中で掲げていたことばに、「ステージに立っているのは高海千歌だという認識と、ステージに立っているのは伊波杏樹だという事実は同居する」というものがありました。

前回記事でも書いていますが、我々の世界で、さまざまなステージに立つのはAqours※2です。その事実は変えようがない。高海千歌はいない。

でも、彼女がそう振る舞うのであれば、私が高海千歌ですと宣言するのであれば、あとは俺がたしかにそうだねって言えば、それは通る筋だと思ったから。通しました、ということです。

それが3rdライブツアーの一つのテーマだと思っていたし、なんなら今も思っています。キャストとキャラクターの、より密な接近ていうか、同化、みたいな。実際に一人称、呼称というのは最後の最後まで徹底されていたし、彼女らは高海千歌らであり続けた、よ。

 

ですが、「や、これはどうみても、どう受け取っても……」となったのが、やっぱりまずはMIRACLE WAVEなんですよね〜。

理屈はおいといて、アレはどう頑張っても伊波杏樹でしかない。ゴメンね、決して演じきれていないとか、悪いニュアンスは含めていないんだ。

そうじゃないですか? 高海千歌は6回も本番を迎えていないし、飛ぶたび泣きそうになっていないし、着地がすこし失敗して死ぬほど悔しい思いをしていない。

MIRACLE WAVEは、そのなかのバク転というパフォーマンスは、大会を勝ち抜くための、もちろん先代の、3年生のしがらみという話もあったけど、そういう曲でしかないんですよ。わざと"でしか"って言ってるんですけど。

我々の見てきたライブでは、明らかにライブの一つ目の山場、ピークとして設定されていて、幕間、MIRACLE WAVEのみ、幕間と、ともすれば歪な構成になっています。

高海千歌の飛んだバク転は固唾を呑んで見守るものではない。飛んだ瞬間観客が喜びに打ち震えるものではない。驚きのあまり、つい投票をしたくなるような、そう仕向けるためのものです。

Aqours3rdライブツアーでのMIRACLE WAVEでは、アニメの話とはまったく別に、キャストたちのドラマが、文脈が、独自にすでに刻み込まれています。

だから私は福岡公演でのそれを見たとき、曲が終わった頃合いに、これはこの空間、時間においてはAqours※2の曲なんだな。って自然と思ってしまいました。

Aqours※2は最初と最後にしかでていないという自分自身の主張とぶつかるものですが、まあ、そんなものは両方抱え込めばいいんですよ。ダブスタなんか何も悪くねェ〜〜〜〜!!

 

それに加えて決定的となったのが、そこから更に進んだあとの、Saint Snow

前2箇所ではMCのみだった彼女らが、地区大会で失敗してしまったDROP OUT!?を披露してくれました。私は函館にいけなかったので非常にありがたかったですね。

そういう話を今はしているのではない。

 

アニメ2期本編では、地区大会で披露したが、accidentで満足な結果を残せなかったSaint Snowが、そのリベンジとして、DROP OUT!?を披露、した!?!?

他の方の解釈もうかがいましたが、ひとまず私はこう考えました。

DROP OUT!?を最後まで歌いきったSaint Snowが、決勝に残らないはずがない。

3rdライブツアーでは幕間に2期のダイジェスト映像が流れます。しかし、Saint Snowが決勝に残った世界の話を俺は見たことがない。

映像に込められた情報の意味が変わってくるとなると、新規映像であるも同然です。

 

ラブライブ!ラブライブ!サンシャイン‼︎でも、単純にお話として、どうしても惜しいと思っていたことがあって。

スクールアイドルは競技で、大会があり、勝敗がありますよね。

でも、それで数々の壁を乗り越えて、ファイナリストまで残ったAqoursとしのぎを削る他のスクールアイドルが決勝戦にいない!なんじゃそりゃ。

一度は敗退したし、なんなら0票を経験したんでしょ? Aqoursより優れているとされるスクールアイドルがいたのに、それは一体誰なの?

別にラブライブ!サンシャイン‼︎ はスクールアイドルの話ではなくAqoursの話なので、優先度の話をするとカットされても成り立つ情報ではあります。

が、そこにファイナリストとして、Saint Snowが残った。この事実の熱さを私は伝えることができていますか?

あれだけ優れたパフォーマンスをするSaint Snowと同じ土俵に立って、その上で優勝したんですよ。Aqours3rdライブツアーでのAqoursは!

…でも、その話、私は見たことがありません。

私の見たラブライブ!サンシャイン‼︎の2期はSaint Snowは地区大会で敗退したし、結果的には、それでAwaken the powerが生まれました。

Saint Snowが決勝に進んでいれば生まれなかったAwaken the powerという曲も歌い、その上でDROP OUT!?もやりきるって一回のキックでif.elseの両方網羅しちゃってるやん。どうなってるねん。

よ〜〜〜するに、DROP OUT!?を披露した瞬間に、あのライブは単純なアニメ2期の再構成ではなくなり、現実の我々が、実在するAqours※2だけが進んだ道で、見た景色なわけですよ。

高海千歌は知らず、伊波杏樹だけが知っている光景があるのに、そこに立っている人間のことを高海千歌と認められるか?私はできませんでした。

その瞬間から私の3rdライブでのスタンスはもろく崩れ去り、あそこにいるのは伊波杏樹だし、斉藤朱夏だし、逢田梨香子だし……. 。なんか結局、1周まわって当然のことしか言ってないんですけどね。こっちは1周回ってんだよ。あ〜しんどかった。

加えて、このAqours※2しか見てないものがあるというのは、伊波杏樹伊波杏樹である、という事実をより色濃く浮き上がらせているんですよね。

ステージに立っているのはキャストである。

でも、それって私が前述した、3rdライブのテーマと真逆のものを提示しているんですよね。私が勝手に思ってるとかではない、そういうコンセプトが確かにあった。

Aqours3rdライブを通じて、キャストの9人しか見ていないものを作るのいうのは、明確な分離だし、差別化で、同化とは程遠い。

だからこそ、Aqours※1は9人でチームだし、Aqours※2も、やっぱり9人でチームなんですよね。

 

他にも、細かいところを、あげるとありますけどね。高槻かなこの不調であったり、ツアー3箇所とも何かしらの天災に見舞われていたり。

Aqours※2を見る観客は我々で、この世界の住人で、天災というのも、こちらの話でしょう。淡島に人が住んでいて、秋葉原と神田と神保町という3つの街のはざまにオトノキがある世界の話ではない。国木田花丸も喉を痛めたエピソードはとくにないし、そこにドラマは生まれていない。

あまりにもこの世界に付随する感情がライブ会場に溢れすぎていて、ステージから発信されすぎていて、とてもじゃないが私は当初のスタンスを保ち続けることができなかったし、保ち続ける必要もないなと思った。

だから、あそこに立っていたのは、紛れもなく伊波杏樹らのAqoursなんだな、とそう思ってしまいました。ゴメンね。謝る必要もないけどね。

 

ここまで同じツアーという括りの中で別の面が浮きあがる経験、もちろん私になんかなく、どうしようもないほど、これ以上ないほど色んなところが色んなことになってしまった。

そろそろ一番印象に残った幹の部分の話を終えたので、別の話しますね。別の話を残さなきゃいけないんだよ。

や〜、つっても、とくにこれは真面目な考察ではないし、ただの感想なんですけど。

in this unstable worldの話なんですけどね。

私自身、初めて見た埼玉公演では過呼吸寸前だったので、あまりこのソロ楽曲らをきちんと見れていなかったというのもあり、見るぞッ!って気持ちがあって、見てたんですけど。

私の席がアリーナの後ろのほうで、横に映像チェックとかしてる人たちがいたくらいのところだったんですよ。

その物理的な距離や、私の視力なんかの関係もしてたなって思っているんですが、ともかく、ホント、ここまでで散々、私が誰に対してどういう呼び方をするか、どういう扱いをするかということにこだわりを持つ人間であることを踏まえた重みや、口で話したり、ブログで言葉を調べた上で書き連ねた文章であっても、あの瞬間私が見たものを共有できるかというと、難しいんですけど。

足を組み替えたあたりだったかなァ〜〜…。本気で、驚いて目を見開いて、何度見もして、あげくにはイラストに差し変わったか!?なんて思うくらい、一瞬スクリーンに映る小林愛香が、堕天使ヨハネ様に見えたんですよね。見えたというかそうだったんですよ。頭の中での変換とか、俺がそう認識すればそうなれるとかそういう理屈を全部かなぐり捨ててさ、一気に心臓が飛び跳ねて、センターステージに歩いてくる小林愛香に立つという姿勢で待ち構えることができなくて、本気でビビって座り込んで、腰が抜けた状態で立ち直して最後まで見たけど、そのあとの曲は座り込んで泣いてすごしてしまった(逢田梨香子すまん)。

連番者さんにも話の流れで「うわこっちくる!くる!」とかいってましたよねワラみたいなこと言われてアッハハ……ってやりとりもあったくらいで。

なんなんですかねあれ。特にオチや私の中の結論はないです。小林愛香がキマってたってことなんだろうと思います。感想なので。

なんか大体言ったな。毎回〆を考えずに吐き出すので。

 

うん、良かったし、満足したし、色んなキャストが見れて贅沢だった。

2ndのときには、構成に縛られない今回が私の中での最高になりそうですかね〜wとか言ってたんですけど、すんなり更新されてしまった。

あ〜〜こわ。上がるハードルが怖い、飛べねェ〜〜〜

オラッ!飛べッ!

そんな感じですね。

以上です

@gekkyon